はじめに

導入で書いたように、以降ではLuaLaTeXの使用を前提とします。

まずは、最低限のソースファイルを作ってみます。仮にarticle.texとして、下の内容でテキストファイルを作成します。

\documentclass[12pt,a4j]{ltjsarticle}
% プリアンブル
\usepackage{luatexja}
\begin{document}
はじめてのLaTeX
\end{document}

基本的な構成はhtmlなどと変わりません。\begin{document}以前が<head>に相当するプリアンブル、\begin{document} \end{document}で囲まれた部分が<body>に相当します。 保存したディレクトリで$ lualatex articleを実行するとarticle.pdfをはじめとしたファイルが作成されます。今後はこのファイルに追記していきます。

タイトルの設定

\begin{document}の直後に

\title{タイトル}
\author{作者\thanks{所属}}
\date{2018年1月1日}
\maketitle

と入力してみましょう。

\maketitleコマンドを書くことによって実際にタイトルが生成されます。そのため、\maketitleがない場合にはタイトルは表示されません。\date{}コマンドによって日付を記入できます。\date{\today}で今日の日付を自動的に出力することもできます。1

\thanks{}コマンドを使うことで、所属などを脚注として追加できます。

見出し

主に使うのは以下のコマンドだと思います。

\section{} % 節
\subsection{} % 項
\subsubsection{} % 目
\paragraph{} % 段落
\subsubparagraph{} % 小段落

見出しのスタイルを変更したい時には、\renewcommandコマンドを使うことができます。ためしに次の行をプリアンブルに追加してみましょう。

\renewcommand{\thesubsection}{\arabic{subsection}}

これによって通常1.1などと表示されるsubsectionの見出しにsectionの番号(1.1の1.の部分)を表示させないようにすることができます。

\renewcommandに続く最初の{}\theを追加した見出しの種類を記述し、どの見出しのスタイルを変更するかを指定します。続く{}で、実際の書式を設定します。例の\arabicだけでなく、次のオプションがあります。

コマンド 形式
\arabic アラビア数字 1, 2, 3, …
\roman ローマ数字 ⅰ, ⅱ, ⅲ, …
\Roman ローマ数字 Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ, …
\alph アルファベット a, b, c, …
\Alph アルファベット A, B, C, …

\arabicなどのコマンドに囲まれた部分にはカウンタを指定します。カウンタとはTeXで見出しの番号が入っている変数のようなものです。見出しのタイプを指定することができます。

箇条書き

\begin{enumerate} % 順序ありのリスト
\item 項目1
\item 項目2
\end{enumerate}

\begin{itemize} % 順序なしのリスト
\item 項目
\item 項目
\begin{itemize}

箇条書きのスタイルを変更するには、プリアンブルに\usepackage{enumitem}を追加したうえで、オプションを

\begin{enumerate}[label=\textbf{\arabic*}, leftmargin=*]

のように指定します。


  1. \date{}コマンドを省略した場合にも同じように今日の日付が出力されます。 [return]